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スタァライトの強度 〜♯4 Climax観に行きました〜

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少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-♯4 Climax』を観に行きました。2/28の昼公演だったので、前楽ですね。その感想です。

・今回はじめての現地参戦だったんですが、「声優とキャラが脳内で結びつかない~」的なこともなくちゃんと舞台を楽しめてよかったです(そこから?????)

 

・ベリベリ感動しました。♯4単体として凄く良かったというのもありますが、スタァライトというコンテンツを俯瞰して見た時に本作がクライマックスであることが最高すぎる~~~~とすごく思います

 

・♯4に限らず前々から感じていたのですが、「観客の熱量に応えてくれる」ことがスタァライトの魅力なのではないでしょうか。先月行われた(通称)スタァライト概論でも樋口さんは「みんなが感じたスタァライトが正解である」ということを仰っていましたし、ザックリ楽しみたい人にも色んなことに関連を見出して考察したい人にも、それぞれに違った深みを出せるところが凄いなあと

 

・で、今回99期生の卒業前夜が描かれた一方で、第101回聖翔祭について一切の言及が無かったことで私のスタァライトへの信頼がカンストに達しました。オタクの多くが抱くであろう「続編は見たいけど見たくない」という矛盾する心をちょうど満たしてくれるといいますか。開示する情報と空白のバランスが本当に見事で、「コンテンツ全体の統括が出来ているんだな…」と感動しました(どこから目線なんだこの物言い??????)

 

・劇スの決起集会のシーンなどの性質上、誰が101回のフローラとクレールをやったのかが確定するのは嫌という人は公開当時結構見かけたので、そこには触れずエンドロールで描かれた9人の進路から遡って卒業前を描くというのはなかなかの妙案ではないでしょうか。想像の余地の残し方が絶妙で、でもワイルドスクリーンバロックを経て成長したみんなが見られて本当によかったです

 

・特に、西條がマジでいい女で最高~~~って最近ずっと姉と話してます。スタァライト概論でも「クロディーヌは問題を先読みして解決できる奴」って話がありましたが、♯4ではこの要素がふんだんに表れてたと思います。浮かれてるようで自分達の状況を俯瞰できていて、今何をすべきかに答えを出せるの凄く大人じゃないですか???

 

・99組以外のキャラもみんな好きだな~~~~氷雨走駝先生も好きなんですが、今回特に印象的だったのが晶です。晶・ミチルに関しては(アルカナアルカディアで掘り下げ済なこともあって)舞台回し的な役割だったわけですが、「自分のいるところがポジションゼロである」というテーマに相応しいキャラだなと。不器用というか人間的に欠陥があるとこも含めて面白いなと再認識できました。というか何より野本ほたるさんのスタイルが良すぎて

 

・やっぱ生歌ってすごいですよね。氷雨もミチルも走駝先生も歌が上手すぎる…

 

・あと舞台パートの〆に「Green Dazzling Light」持ってくるのずる過ぎる。♯4のオチとしてもコンテンツを締めくくる曲としても完璧すぎる~~~

 

・ちょっと脱線しますが、TV版以降のコンテンツは「最終回」を自分で選べるのもスタァライトの凄いとこだと思います。TV版12話で終わらせてもいいし、そこに♯2をつけ足してもいいし、改めてロロロで99期生の2018年を振り返るもよし、劇スは言うまでもなく最終章として完璧だったのに、そこにこの♯4が文字通りのクライマックスとして最高だったので本当にすげえなあと感動しました

 

・レヴューシーンとライブパートは推し(星見)を見るようにしてたんですが、弓って武器の性質上他のメンバーと振付(というか予備動作?)が違うんですね。やっぱり生で見ないと気づけないこともあるのだなあ

 

・ともかく、最高でした。そして思い入れに応じたキラめきを見せてくれるスタァライトの強度を再確認できたので、今後の諸イベントも心待ちにしております

 

それでは。