※TVアニメ「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」及び同作劇場版「ロンド・ロンド・ロンド」の内容に関する記述があります
加越です。
皆さん、スタァライト観てますか？観てますよね？ロロロも観ましたか？観ようね。
以外雑多な感想です。ネタバレしまくりなので注意されたし。
総評
・3章、4章、6章、EDで泣いちゃった
・総じて、エヴァっぽい
もっと細かい内容とかについて
・TV版各話の繋ぎの部分をカットして代わりにばななの語りが増えたから、メイン3人以外のキャラ像がやや掴みにくいので初見には辛そう？
・VS真矢とVS星見の順番が入れ替わっててビックリしたけど、3章のテーマ的にもいい改変だった
・各レヴュー曲のリミックス？が良…
・最後の新規カット、再生賛美曲の歌詞とか「ロンド」とかを考えると、舞台版・TV版・スタリラの「終わりなき世界」からの脱却──スタァライト世界の「終わり」が次の映画になるんだろうか？
・スタァライトのメインテーマって「強い願いは世界/運命を変える」「舞台少女(=強い願いを持つ者)は何度でも生まれ変われる」の2つだと思うんだけど、ロロロ(と多分新作も)は更に「全ていつか終わる(不変性の否定)」って点が強調されてて、鑑賞前は「ばなながループから脱却出来たことになぞらえてのロンドなのかな〜」ってぐらいの軽い気持ちだったんだけど、想像の7億倍生々しかった。どっかで観た伏せツイだかの受け売りだけど、「我々視聴者はTV版という再現性の極めて高いモノを繰り返し見られるので、ばなな以上にスタァライト世界に囚われている(が初見時のキラめきは取り戻せない)」ということへのカウンターというか、「スタァライト」というコンテンツひっくるめて「繰り返してきた世界への別れ」、つまり「コンテンツの死」を目指しているのではなかろうか
・一方で、「再生産のためには一度死なねばならない」ということは、劇場版がスタァライト世界を解体することで、スタァライト世界は生まれ変われる…と言えるのではないか
・スタリラについて。ソシャゲというコンテンツである以上、顧客がいる間は存続し続ける訳だが、「終わりなき世界」「終われない世界」を越えて、最終的に劇場版時空に辿り着く…のかもね
・TV版は最終回で急に(ある程度想定されてはいたが)メタフィクション展開をしていたが、ロロロでは該当台詞はカットされている。が、上記の諸々を踏まえると、ロロロ(劇場版)自体がメタ的存在なんだろうな
・総集編としてはとても良かった。映画として、という点は次作の公開を待たねばなるまい。
・古川監督や脚本の樋口さんらも(こんなヤバな作品作るあたり)だいぶ罪人なので星積みの塔に幽閉されてください。
だいたいこんな感じ。あと皆の考察ﾂｲｰﾖを読むのが楽しいのでやってみてください
